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中古レコード、CDの買取や販売について、また日々の経営について、考えたこと、伝えたいこと、などいろいろ書いていきます。月に1~2回、更新していく予定です。

閉店するにもマナーがある!店主のt正しい引き際の心得とは。

更 新:2025-06-15
テーマ:中古レコード店の経営

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■</span>
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<目次>
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■</span>


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■借金まみれの閉店が最悪のやめ方。</span>
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経営不振で、店主が閉店に追い込まれるということがある。多額の借金を抱えた場合は大変だ。家族や友人、家屋を失うケースも珍しくない。文字通り、裸一貫からの出直しだ。※ わたしの周りでも、トラックに乗ったり、自動車工場に出稼ぎに行く人もいたりで、何年か我慢の生活を強いられる。
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閉店も、戦略的にやらなければいけない。きちんとやれば、こんなひどいことにはならなくてすむはずだ。ではなぜ、こんなことになってしまうのか。正しい閉店とはどうあるべきかについて、今回は考えていきたい。
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(※実は、再スタートをして、生まれ変わったように人生が一気に好転する人もいる。必ずしも再スタートが悪だとは思わない。どん底と飛躍は常に隣りあわせ。ロングスパンで考えると、人生の良し悪しなんて、終わってみなければわからない)
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■閉店の仕方にも成功・失敗がある!</span>
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長年、営業していた店が、様々な事情により、閉店せざるを得なくなることがある。
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理想的な閉店は、貯金を残しての円満な閉店だろう。これが一番いいに決まっているが、実際には必ずしもそうはならない。なぜ、多額の借金を抱えてしまうのかというと、閉店に至るまでのやり方、経営の仕方に問題があるからだ。
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本来なら、閉店する1年位前から準備を始め、経営を『閉店モード』に切り替えていかなくてはいけない。つまり、閉店前のやり方は、それまでとは違っていなくてはいけないということだ。</span>
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失敗する人は、まずその辺が分かっていない。ただ、なんとなく今までと同じようにズルズルやってだんだん借金がかさんでいく人がいる一方で、思い切ってバタバタ策を講じるもすべて裏目に出て返って傷を大きくしてしまう、という人もいる。失敗には、この二つのパターンがある。
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ではどうするか。もし、閉店モードの経営と聞いて、閉店セールのことしか思い浮かばないような店主は、すでにイエローカードだと思うべきだろう。
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繰り返しになるが、閉店に失敗する人は、閉店に至るまでの、とくに1年ぐらい前からの経営のやり方に問題がある。つまり、正しい閉店モードへの切り替えができていない。もし、経営不振の原因が、単純に景気が悪いだけなら、また回復することもあるだろう。景気は循環するものだからだ。問題なのは、たとえばライバル企業が進出してきたとか、世の中が変わったりだとかで、経営環境が大きく変化したときだ。
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この場合、放置すればどんどん悪化していく可能性が高い。もし、今後も事業を継続を願うなら、何か有効な手を打つしかない。そうすれば、また大きく復活できるかもしれない。ただし、トンチンカンなことをやって、かえって自分の首を絞める人もいるから、自信がなければ積極的な対策はしないほうがいい。閉店することも視野に入れ、攻めの対策を打たなければ、衰退はするものの、上手くやり繰りすると、何年かはそれなりにやっていける。
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ただし、問題はこの「やり繰り」の中身にある。業種にもよるが、これが結構大変だったりすることもあるからだ。上手く全体をバランスよくコントロールしながら操縦していくのは、地味な作業ながら、経営の眼力も必要とされる。詳しくは後述したい。
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ここまでをまとめると、経営環境の変化で経営不振に陥った場合、一つは有効な手を打つ、つまり業務改革で今後への道を切り開くということ。もう一つは、閉店モード経営に切り替える。つまり、閉店を視野に入れながら、上手くやり繰りして、大きな損失を出さないように経営を正しくソフトランディイングさせていくということだ。前者は今後の継続を考えての攻めの経営、後者は閉店を視野に入れた守りの経営と言えよう。いずれにしても経営者は危機の場合、二つの道のいずれかを選択しなくてはいけない。敗北者にならないためにはそれしか方法がない。では、守りの経営である、閉店モードでのやり繰り経営とはどういう経営なのか、ご説明していきたい。
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<span class="color_black font_bold font_100">
■大きく貯金を残して学習塾を閉業することに成功した私の経験。</span>
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長年、うまく回ってきた店や会社も、いつかはやめるときが来る。そのさい、いかにいいかたちで辞めることができるか。これは大きなテーマだ。開業するときは誰でも成功を願い、努力をする。しかしながら、辞める前に辞める時のことをきちんと考えている人はどれだけいるだろうか。閉店には閉店の仕方がある。広げた羽を少しずつ折りたたみながら、いかに利益を損失させず、ソフトランディングさせられるか。今までかけていた経費を段階的に削減し、無理なく閉店できれば成功だ。うまくやれば、借金どころか、かなりなお金を残すことすら可能なのだ。
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手前味噌だが、現にわたしは、前職の学習塾経営をわずか5年半で閉業したとき、450万円という、当時のわたしにしてはかなりのお金を残した。わずか100万円を元手に作った小さな学習塾だったから、最後に450万円残ったのは上出来だ。別に繁盛していたわけではないのに最後にお金が残ったのは、辞めると決めた2年前から、次のことを実践したからだ。
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① まず、安い物件に引っ越し、大幅に家賃コストを削減。最初の物件は月10万だったものを近所の安い物件に引っ越して半分以下にした。そして、大家と交渉して途中からさらに値下げしてもらったりした。このことが大きかった。
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② 宣伝チラシをやめた。閉業するのだからこれは当然。
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➂ 仕事を圧縮し、時間のあいた曜日に印刷業のサイドビジネスをやり、収入減を補った。当時、学習塾は輪転機(簡単な印刷機)を持っていた。わたしは電話帳に簡単な広告を出し、電話注文がはいったらお客のところに出かけて格安で印刷を請け負った。片手間ながら、月々10万近くの売り上げにはなって、大いに助かった。
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これが、わたしが閉業にさいして、2年前から取り組んだことだ。この取組みで450万の現金が手元に残り、それが今の店の開業資金になったのだ。ちなみに私の仲間である同業の塾経営者二人が閉業したときは、数百万の借金を作ってしまった。長年うまくやっていたにもかかわらず、最後の閉店のさいにちょっとグズグズしてことが災いした。自営業者は、すべてについて自己責任を負うべき存在だ。弁解はできない。
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以上、これは、学習塾の閉業の成功例である。ただ、中古レコード店とはずいぶん違うと思ったかもしれない。では中古レコード店ではどうすればいいのだろうか。
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■中古レコード店ではどうしたらよいか。</span>
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中古店の閉店といえば、何といっても閉店セールだ。もちろん、閉店セールは大きい。だが、閉店セールは通常、閉店日の2~3か月前からやるものだ。最初は2~3割引から始まって、5割引き、8割引き、と徐々に安くしていき、最後はオール100円とか、タダとか、投げ売り状態になり、うまくいけばすべて売り切って終了する。閉店セール中は普段どんなに暇な店主も目が回るぐらいに忙しくなる。私の知ってる店主たちは閉店セールに押し寄せるお客に圧倒され、これなら普段からもっと安めにしておけばよかったと、一様に感想を述べる。閉めて初めて経営のコツの一端を知る人達もいるようなのである。
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そういうことだから、閉店セールさえ適切に行えばとりあえず、在庫はさばけるし、お金も入るのである。























わたしは、華々しく活躍するだけが経営者ではないと思っている。大車輪で活躍できる時期はむしろ短いし、派手な活躍もあくまで経営者の一側面にすぎない。閉店モードでの経営なんて、あまりにも地味すぎて話題になることはまずないだろう。しかし、閉業という経営人生の大きな節目・終焉をどう取り組んでいくかということも、実はそうとう大きな仕事であり、この経験は自分の中の大きな財産になりうるものだ。わたしも前職の学習塾の閉業への取り組みの経験からつくづくそう感じた。
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■山に登り方があるように、正しい降り方もある!</span>
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人の一生に似て、事業体も時の流れがある。栄枯盛衰と言ってもいい。
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まず、開業して最初の1~2年は一番苦労が多い。この創業期は失敗を繰り返しながら苦しい忍耐を強いられ、お客が来ないのに金ばかりかかる時期だ。新規店が失敗してすぐに閉店するのは、この時期を乗り越える前に、お金が底をついてしまったからだ。この時期のやり方次第で将来が決まってしまうから、お金はかかっても試行錯誤(スクラップアンドビルド)はしっかりやるべき。ケチケチするのはダメ。
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事業が軌道に乗ったら、とにかく大車輪で頑張り続けなければいけない。多くのお客に来てもらえるように商品の拡充を図る。お客も商品の出入りも増える。事業の拡大期である。一財産を作れるかどうか、この拡大期の頑張りがものを言う。若い人なら睡眠時間を削ってもいいぐらいだ。
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拡大期で頑張り切って信用を築いたのちは、事業も安定し落ち着いてくる。業界でも一定の地位を築いている。安定期と言っていい。夜はゆっくり眠れるし、趣味の時間も作れるようになる。
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やがて事業も衰退に向かう。加齢からくる体力低下や病気などの健康問題、家庭の事情が発生したり、時代の大きな変化に見舞われたりなどが主な理由だ。高齢化すると今までできていた仕事が思うようにできなくなる。ただし、これですぐに閉店に追い込まれるわけではない。うまくやればこれはこれで安定する。低空飛行の中で安定をどう図るか。この衰退期に入ったら事業をいつまで続けるか、今後の人生もにらみながらいろいろ検討すべきだろう。
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事業の展開は、だいたいこのような軌跡を描く。人の一生に似て、創業期、拡大期、安定期、衰退期、と四期※に分けたらぴったりくる。そして、それぞれの時期のやり方、考え方がある。(※人は、幼児期、学童期、青年期、中年期、老年期、という分け方が一般的)<br /><br />

わたしがここで言いたいのは、<span class="color_black font_bold font_100">
それぞれの時期にそれぞれの過ごし方、やり方があるということだ。</span>
それをまっとうできる人がいい経営者だということになろう。<br />
たとえば、衰退期だからといいかげんにやってはいけない。この時期は、新たな投資は控えながらも今まで築いた知名度や商品在庫を有効に使い、無駄を省いた安定経営を心掛けるべきだ。人間も老年期の過ごし方が壽命に直結するということと同じことだ。
<br />
<span class="color_black font_bold font_100">大きく言えば、登るときに登り方があるように、降りるときにも降り方があるのだ。</span>
<br /><br />

山を登るときはみんな一生懸命。だが、注意したいのはむしろ下りだ。けがや遭難事故は、下りの方に多かったりする。衰退期の過ごし方、そして事業の幕引きは非常に重要で、真剣に考えるべきことだ。
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<span class="color_black font_bold font_150">
■物事には「潮時」というものがある!</span>
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赤字なのにズルズルやって借金が膨らんでしまったケースについて先にも触れたが、なぜもっと早く見切りをつけて閉店しなかったのかという疑問が出るのは当然だ。
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まず、こういう閉店に失敗する人達というのは、まず、本当にやめるべきなのかどうなのか、やめるとすればそのタイミングがいつなのか、全然わかっていない。事業の行く末、成り行きが読めていないから、ここでやめるべきなのか、これから持ち直すのか、判断ができないのである。
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そして何よりもやめるのが怖い。やめた後に自分がどうすればいいかもわからない。
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そして、決断力があるかどうかの問題も大きい。人間は弱い生き物だな、とつくづく思う。このままではまずいとわかっていながらも、自分では辞めることを決められない。どうしていいかわからず、オタオタするだけ。やめるという発想よりも、もう少し頑張ろうと、つい思ってしまう。だが、残念ながら、いったんダメになった流れは、余程のことがない限り変わることはない。
<br />「慣性の法則」というのがある。一旦、悪い方向に向かったベクトルが、逆向きになることはないと思ったほうがいい。
<br /><br />

では、閉店の決断をどうしたらいいのか。ただ、やみくもに決めるべきではない。
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わたしがここで言いたいのは、物事には「潮時」というものがある、ということだ。これは、閉店についてもあてはまる。そこは間違えてはいけない。</span>
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亡くなった長嶋茂雄さんは、カンピューターと呼ばれた勘のよさで、感覚的、反射的にズバズバ物事を決めていった。だが、店の閉店とはそうやって決めるものではないのはもちろんだ。閉店については、感情抜きに、かつ総合的に考えて、そろそろ「潮時」だと感じたらそう決断する、ということで間違いない。
<br /><br />

ダメなのは、たまたま嫌なことが重なって衝動的に閉店するとか、逆に、辞めたくないからと、利益もないのにいつまでもズルズル続ける、というようなことだ。感情的に判断してしまうのが一番ダメ。閉店(引退)というのは、もっと大きなスパンの流れの中で、じっくりと数学者のように合理的に考えて決めるべき事柄だ。
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<span class="color_black font_bold font_100">
■閉店間際まで追い詰められた私の経験。</span>
<br /><br />

わたしの経験も話そう。わたしもかつて、閉店間際まで追い込まれた経験が2度ほどあった。最初は前職の学習塾時代。さらに現在の古本店(当時)でも、あわや閉店か、と言うところまで追い込まれた。どちらも開業の初年度のことだ。いずれの場合も、パターンは同じ。当初あった運転資金が、半年ほどでみるみる減っていったのだ。
<br /><br />

私は、これじゃいかんと賭けに出た。残りの有り金、全部はたいて、すべて投資に回したのだ。この店のときは、宣伝チラシをまいたり、のぼりを立てたり、看板をさらに追加したりして、店前を目立つようお客に来てもらえるように改装した。また店内の商品も拡充した。それまで置いていなかったアダルト漫画を置いたり、CDやレコードをお導入するようになったのもそのころだ。最初は他店から安く融通してもらった。投資には35万ほどかかり、貯金はすべて使い切った。もしこれで来月もお客が来なかったら閉店するつもりだった。座して死を待つのはいやだった。投資もせず、そのままずるずるやるのは性にあわなかった。思い切って勝負したかったのだ。やってダメなら仕方がない。覚悟はできていた。翌月になって、面白いようにお客が来るようになった。初めて、店内がお客でいっぱいになった。私は賭けに勝ったのだ。
<br /><br />

わたしの場合は、無借金、つまり100%自己資金でやってきた。もちろん、生活金融公庫などからの一部借り入れもダメだというわけではない。健全で余裕のある形でならいいだろう。大事なことは、いずれの場合でもここまで資金が減ったら閉店だという、線引きをはっきり決めておくことだろう。









<span class="color_black font_bold font_150">
■正しい閉店までの道筋とは。</span>
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では、合理的にしっかり考えたら本当にその「潮時」が分かるのだろうか。

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それを一言で説明することは難しい。わかる人にはわかる、としか言えない。では、わかる人は何故わかるのか。
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そういう人は、日頃から世の中の流れ、自店や業界全体の状況を常に見て考えている。現状だけではない。1年後、3年後、5年後、世の中や業界、自店がどうなっていくのか、だいたいの見通しを持っている。そのなかで閉店の時期、閉店の有りようといったものは自ずと決まっていくのである。正しい理想的な閉店というものは、店舗の終わり方を日頃から模索を続ける中で、徐々にかたちをとって見え始め、ふとした感じで決まっていく。自分の中で、閉店することが何となく腑に落ちる感覚、納得できるような感覚がでてくるなかで、自ずと決まっていくものなのである。これが理想的な閉店の仕方、あり方だと思う。その時になって急にバタバタと決まるものではない。
<br /><br />

だから、正しい経営をやっている人には、当然ながら潮時はあらかじめ見えている。世の中の動き、自分の経営の可能性とその限界がわかっていれば、辞めるタイミングが1年先がいいのか、3年先なのか、最もふさわしいと思われる着地点は、必然的に見えてくるはずだ。
<br /><br />

着地点とは言葉を変えれば「ゴール」ということだ。マラソンで例えると、ゴールが近づくと、ラストスパートをかけるべきか、そのままで何とか走り切るか、決めなければいけない。店主も、閉店が近づくにつれ、いろいろやるべきことも見えてくる。
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いつがそのゴールなのか、店主は自店や業界全体を常にチェックしながら、広く考えている必要がある。そして、自分の理想のゴールは何なのか。自分がどんなかたちで、経営人生を終えたいのか。そういうことを日頃からきちんと考えている人が本当の経営者なのではないだろうか。
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<span class="color_black font_bold font_150">
■閉店の時期が決まったら、具体的に何をどうするか。</span>

では、閉店という方針が固まったら、どうするか。具体的に考えてみよう。
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たとえば、1年後に閉店と決めたとする。

<span class="color_black font_bold font_150">
■まとめ</span>
<br /><br />
今回は、借金を抱えての閉店にならない方法について考えてきた。
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実はこうした事態は簡単に避けられるのである。基本的なことさえ押さえておけばいいだけだ。ただ実際には、個人事業主は経営の基本を知らない人が多い。仮免経営者が、狭い道路で時速100キロ以上を平気で出す。逆走してても気が付かない。当然ながら事故を起こすが、なぜ事故になったのかよくわかってない。また、指摘してくれる人もいない。最後は世の中のせいにしてお茶を濁す。自分に非があるとは思いもしない。これが普通の個人事業主の実態である。経営の場では、あらゆることが自己責任の世界だ。たとえ小さくとも、商売をやるからには基本ぐらいは勉強してほしい。せめて、信号機の赤、青、黄、の意味ぐらいは覚えてくれないと話にならないではないか。
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